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有痛性外脛骨障害とは何ですか? | 仲宿整骨院いちの整骨院

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Blog記事一覧 > 7月, 2022 | 仲宿の整骨院『いちの整骨院』の記事一覧

有痛性外脛骨障害とは何ですか?

2022.07.19 | Category: 未分類

 有痛性外脛骨障害とは何ですか?

 外脛骨とは足を構成する骨の一つである舟状骨の内側に

位置する余分な骨(過剰骨)のことをいいます。

約15%の人に存在すると言われていて、思春期の

運動量の多くなる小中学生の時期の特に女性に

多く発症するとされています。また、成人では

捻挫などの外傷が原因で痛みが発症することもあります。

今回は足の内側に痛みがあって来院された女子中学生の症例をご紹介させて頂きます。

陸上の部活をされている女子中学3年生の患者様で、走り込みの際に

足の内側に痛みがあると訴えられ来院されました。

痛みの出る場所と年齢・問診時のお話から

有痛性外脛骨の疑いがあり、

腫脹(腫れ)、疼痛(痛み)、圧痛(押したときに痛む)の

症状がありました。

治療はまずは炎症症状を抑えるためアイシング超音波を行いつつ、

ふくらはぎ・足回りを中心に下肢の筋緊張を緩和させるため、

マッサージやストレッチを行い、さらに疼痛緩和のために

ハイボルテージ・テーピング療法などを施療し

回復力のUPと疼痛コントロールを行いました。

ただ、一番の治療は痛みのある間は運動を中止し

足を休ませることです。

炎症が強く熱をもっている場合は、

腫れた部分を氷嚢で冷やすことも大切です。

幸い大会が近くなかったので、

休ませることの重要性をご理解いただくことに

最大限の注意を図ったところ、徐々に炎症が収まり、

痛みが引いてきたので、ストレッチを指導し、

再発を予防する上で足の裏の筋力強化方法をお伝えしました。

有痛性外脛骨障害はどうして起こるのか?

どんなスポーツでも起こりますが、陸上・サッカーなどの

よく走る競技で多く見られます。

舟状骨は後脛骨筋と呼ばれる

ふくらはぎにある筋肉の付着部になっており、

下腿の筋肉が強度の運動により疲労し硬くなっていると、

後脛骨筋腱が引っ張られ外脛骨に炎症が起きてしまいます。

捻挫などの外傷、硬い靴・合わない靴などによる

圧迫などでも痛みが発生することもあります。

とくに外脛骨が突出している形状の人や

偏平足では負担がかかりやすいため、

長時間の歩行や立ち仕事などでも痛みを生じることがあります。

有痛性外脛骨障害の治療は?

まずは安静が第一です。

炎症が強く熱をもっている場合は、

腫れた部分を氷嚢で冷やし、湿布などで炎症を抑えます。

痛みが引いてきたら、

足裏の筋力強化やふくらはぎの筋肉の柔軟性を高め、

ストレッチをして柔らかくすることも重要です。

なぜなら痛みが治まっても

下腿の筋肉が硬ければ

後脛骨筋腱が引っ張られて

すぐにまた痛みを再発させてしまうからです。
大人の場合は靴のチェックも大切です。

硬い靴や合わない靴で患部を圧迫するような

靴は避け、幅が広い靴など靴選びも大切です。
偏平足や回内足には、サポーターや

テーピング療法で対応もできます。

前述のような対処をしても、痛みが治まらない場合や

再発を繰り返す場合には、外脛骨を取り除く

手術をすることもありますので

近隣の整形外科クリニックをご紹介させていただきます。

参考になれば幸いです。

腰を後ろに反る(後屈)と痛みが出るタイプ腰痛についてご紹介します。

2022.07.15 | Category: 未分類

腰を後ろに反る(後屈)と痛みが出るタイプ腰痛についてご紹介します。

当院でも多いタイプの症例ですので参考になれば幸いです。

この腰痛の特徴的な所見は、

・身体を後ろに反ると痛みが出る

・痛みは比較的ピンポイントで、

指で痛いところが特定できる

・長時間立っていると腰が痛む

・野球の投球動作・バレーのアタック・バトミントンのスイングなど

スイング系のスポーツ動作で痛みが出やすい。

・座位で椅子の背もたれに背中をあずけると痛みが和らぐ など

問診時に訴えられることが多いです。

では、解剖学的にご説明しますと、

腰部椎間関節とは背骨の腰部で連結してい

る関節のことをいいます。

腰の背骨は5個のお茶筒が上下にハマっているような

形状をしています。

お茶筒状の関節なので、腰を前に曲げる(前屈)、

腰を後ろに倒す(後屈)という運動には適している形状と言えます。

お茶筒の中を上下に滑るようなイメージです。

前後の運動に適している反面、身体を捻る動作の回旋動作には向いていません

他にも、体重増加・不良姿勢等により反り腰になってしまうことにより、

椎間関節に過度の負担がかかります。

肥満やハイヒールで反り腰になってしまうと、

背骨の後方、椎間関節部に常に負担がかかってしまいます。

椎間関節症の痛みを改善させるには、

詰まってしまっている状態の椎間関節部の動きの改善が

必要となります。

予防を目的とする場合は

股関節周りの筋肉を柔らかくすることにより、

股関節でのからだのひねりやすさが得やすくなります。

腰での回旋可動域 5°

股関節での回旋可動域 45°

股関節周りの硬さを改善することにより、腰の負担が減ってきて

腰痛は改善します。

日ごろから股関節の柔らかさに日頃から気をつけてみてください。

 

座っている時間が長いと寿命が短くなるって本当!?

2022.07.15 | Category: ブログ

肥満と健康増進が専門のジェイムズ・A.レヴィン医学博士が

下記の主張をしました。

「1時間座るごとに寿命が2時間短くなる」

コロナ渦になって、在宅での仕事等の増加により「運動不足」が

懸念されるようになって早2年以上経ちました。

テレワーク導入により運動不足が問題となっているようです。

202011月、WHO(世界保健機関)10年ぶりに更新した

新たなガイドラインが発表されています。

「身体活動と座位行動のためのガイドライン」には、

「座位行動は最小限にとどめて、低強度でも問題ないので

身体活動を取り入れることを推奨」と記載されております。

歩行・ストレッチ・ラジオ体操等、簡単にできる

運動の事を低強度といいます。

「運動不足」はどうやら世界的な問題のようです。

 次に・・・・・

座ることでのデメリットを列記してみます

首コリ・肩こり、腰痛になりやすい

ふくらはぎがむくみやすい

○体重が増加しやすい

背中や肩を含め筋肉が硬くなりやすい

姿勢が悪くなりやすい

○血流が悪くなることで筋肉が

張りやすくなって痛みが出やすい

もちろん個人差がありますが、どれか一つ以上当てはまった方も

多いのではないでしょうか?

「対策」


①できるだけ座る習慣を減らしましょう!

・ 電車・バスでは座らない

・ スタンディングデスクの導入

・昼休みは外に出るよう心掛ける

②一時間ごとに、1分は休憩を入れる

59分作業をしたら、1分は休憩」を繰り返す

立ちあっがったり、軽めのストレッチをするだけでも

効果があります。

③目を休める

・最後の10秒間だけ目を休めるために遠くを見る、目を瞑る

参考にしていただけたら幸いです。

ブログをお読みいただきありがとうございました。