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手根管症候群 | 仲宿整骨院いちの整骨院

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手根管症候群

2024.04.25 | Category: ブログ

患者様から手根管症候群のご相談を受けましたのでこのブログで解説させていただきます。

「手根管症候群について」

〇手根管症候群とは、手首の内側にある「手根管」という場所で神経が圧迫され、手の痺れや痛みを引き起こす病気です。手首に力を加えたり、同じ動作を繰り返し行うことによって、手根管内の神経が圧迫されることが原因とされています。

手根管症候群の主な症状としては、手のしびれや痛み、腱鞘炎などが挙げられます。手のしびれは、特に夜間に強く感じられることが多く、手首や手の平の痛みや熱感も同時に現れることがあります。また、手首の力が弱まったり、指の感覚が鈍くなったりすることもあります。

手根管症候群の診断方法としては、まずは症状や徒手検査を行います。レントゲン検査や神経伝導速度検査などを行うこともあります。

手根管症候群の治療方法としては、私たち柔道整復師が行う物理療法では、電気刺激やマッサージなどを行い、筋肉の弛緩や血流の改善を図ります。それでも改善が見込めない場合に手術療法を選択する場合があります。手術で手根管を開放して圧迫を緩和する方法です。手術後は、リハビリテーションが必要となります。

手根管症候群は、症状が進行すると手の機能に悪影響を与えることもありますので、早めの治療が重要です。定期的なストレッチや、手首に負担のかかる作業を行う場合は、適度な休憩を取るようにしましょう。

ストレッチ方法など当院でお伝えいたします。

〇類似疾患としまして、

手根管症候群と似た症状を引き起こす疾患には以下のようなものがあります。

  1. 肘管症候群:肘の内側にある神経が圧迫されることで、手の痺れや痛みを引き起こす疾患です。
  2. 肩こり:肩や首の筋肉が緊張し、神経に圧迫がかかることで、手の痺れや痛みを引き起こすことがあります。
  3. 頸椎症:首の骨の変形や椎間板の障害によって、神経が圧迫されることで、手の痺れや痛みを引き起こすことがあります。
  4. 糖尿病性神経障害:糖尿病によって神経が損傷されることで、手の痺れや痛みを引き起こすことがあります。

これらの疾患も手根管症候群と同様に手の痺れや痛みを引き起こすことがありますが、原因や治療方法が異なる場合がありますので、ぜひご相談してください。病状により近隣のクリニックへ受診をお願いする場合もございます。

〇治療方法を具体的に

ハイボルテージ電気治療機器(当院設置機種)

超音波治療機器(当院設置機種)

手根管症候群の治療方法には、以下のようなものがあります。

  1. 保守療法:軽度の場合は、手首の負担を軽減するために、手首の固定やストレッチ、湿布や鎮痛剤などを用いた保守療法が行われることがあります。
  2. 手術治療:重度の場合は、手首の手術が必要な場合があります。手術には、手根管を拡張する手術や、手根管内の圧迫を緩和する手術などがあります。
  3. 物理療法:手首の運動療法や、手首周囲の筋肉を鍛えるトレーニング、電気刺激療法、超音波療法などの物理療法も有効です。

治療方法は症状の程度や原因、患者の状態によって異なります。症状がある場合は、早期の治療が行われると、症状が改善する可能性が高いです。

ご参考になれば幸いです。

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